38歳再始動!果たして転職回数が多くても転職できるか?③

かなり久々の更新になってしまいましたが、前回の続きです。

ヘッドハンティング会社と名乗る会社

彼が登録したのは、来客が来ると社員全員が大きな一斉に挨拶することで名前が知られている人材会社。
しかしこの段階ではそんなことは知らないため、日比谷にある帝国ホテルのラウンジで会うことになったようです。

めったに飲めない一杯千円のコーヒーを頼むと、エージェントの彼は切り出しました。
「私たちはヘッドハンティングの会社なんですよ」
と、この会社におけるヘッドハンティングの仕組み、手順が書かれた紙を出し、説明をし始めます。
「私もこの会社に来てから半年です。普通の人材会社と違い、その方に合った会社をご紹介したいと思っています。決して押し付けはありません。」

このエージェントが説明するヘッドハンティングの仕組みは、こうです。
まず、役員クラスと合い、相手がオーケーなら社長と会うことに。
ここで、互いにオーケーなら源泉徴収票を出してオファー金額を決める面談をし、入社決定。

ざっくり説明するとこんな感じです
勘のいい方ならお分かりかと思いますが、別に部長クラスの採用なら普通のプロセスであり、源泉徴収票を強制的に提出させて給料を決めるあたりは、きちんと仕事に値付けをし、それに基づいて人材を探すという動きでもありません。
ヘッドハンティングの明確な定義はないので、ここをあれこれ言うつもりはありませんが、少なくとも源泉徴収票がないとギャラが決まらない、どこからみても普通の人材紹介サービスをヘッドハンティングと呼んでいることは事実のようです。


「ぜひ力になりたいんです。嫌な時ははっきりお断り頂いて全く構いません!」

ともかく案件紹介の連絡を待つことにしました。


(続く)