震災後、転職市場への影響がついに出てきた!

転職人材市場への影響はどうなっているのか?
この疑問を解決すべく、何社かのエージェントにその影響を聞いてみました。
まとめると、人材案件の数自体はそんなに減っていない、むしろ横ばい。
どちらかというと踊り場という印象。今後回復か、降下するか、という判断をしているところ、というコメントでした。
私の印象だと、企業では外資系は相変わらず多く、職種としては営業系は多い感じです。
いわゆる使い捨て色が強い、人材回転率が高い会社です。
しかしじっくり腰をすえて力を発揮できるような土壌がある会社はやはり激減しているような印象があります。

さて、今回は震災後に頂いた絶望ともとれるご相談について何とかヒントになればという内容をいくつか取り上げてみます。


いくら受けても転職できません。もうだめかもしれません・・。

いくら受けても、というところがキーです。
どこまで通っていないのか、書類くらいは通過しているのかはわかりませんが、いくら受けても何も通らない、となると、それは本人が問題というよりはいくつかチェックしたほうがよいと思います。
書類をどう書けばいいか、などのテクニック面はこのブログにいくつも書かれているので過去の記事を参考にして頂くとして、まず知り合い、できれば前職の元上司や、自分より少し年齢が上の仕事ができる先輩などに、自分の書いた履歴書、職務経歴書を読んで感想を聞かせてもらうといいと思います。
その際に「まったく知らない人の書類を読んだつもりで、もし採用するとしたらどんなポジションで、採用しないとしたら、一番大きな理由は?」と質問します。
ただ書類を投げると、単純な書類批評をされてしまい、出てきた評価に対して自分自身が冷静さをうしなってしまうこともありますので、ここは冷静に質問の軸をしぼります。
これが受からないワケを手っ取り早く知る手段のひとつです。

で、出てきた感想が、まったく同じではないにせよ世間のあなたに対する評価ということになります。
自分に不本意な評価だったとしたら、それは何が悪いのか?
それは経歴ではなく、書類の書き方がよくない、ということに他なりません。

このブログをよく読んでレジュメの書き方を身に付けてみてください。


転職回数が多い場合、職務経歴書で失敗するのはどんな時?

これはみなさんよくやってしまうのですが、
転職回数が多いとき、必ずしも職種が同じでないことも多々あります。
そうすると、さながらスーパーマンであるかのように、やってきたこと全てを職務経歴書に盛り込むことが
よくあります。

これはNGです。

転職エージェント、人材紹介会社はここをチェックしてくれません。
なぜなら、かれらはうけさせるために必要なネタをチェックしているわけで、詳細な情報はあればあるほどウェルカムだからです。
でもここでひとつ考えなければいけないは、自分は何屋さんか、ということです。
たしかに経験を積んでいくと何でもできるようになるかもしれません。
しかし、それではどんな分野で活躍してもらったらいいのか、採用側ではイメージできにくくなります。

いろいろできるとはいえ、何を軸にして仕事をしてきたのか。
ここを書く必要があります。

大切なポイントは
何でも出来る人は結局何もできない。ということです。




どうしても給料をあげたい。薄給が退職の理由であるとき、面接ではどう言えばいいのでしょうか?

これは簡単ですから、心配しなくてOKです。
よりやりがいをもって仕事にとりくめる会社で頑張りたいと話せばよいのです。
ここで、やりがいとは?
と面接担当に聞かせたうえで、
一生懸命頑張った分をきちんと評価してもらえ、より一層やりがいを持って頑張りたいと考えました。

と、このレベルであれば、間接的に給与面に希望があることも伝わっていくはずです。