不採用の理由を知るための秘策とは

「35歳で年収300万円以下」…就活のために、こっそり塾に通う就活生が急増中?

Techinsightの記事によると35歳の年収が10年前と比べて200万円下がっていると言われているなか、転職塾が話題を集めているといいます。

35歳〜40歳の年代は団塊ジュニアということで、受験は最も倍率が高く、就職の時は史上最悪の氷河期、働きざかりになるとリーマンショックと最もツイていない世代として、この世代に向けた転職本がたくさん存在しています。また、この世代をターゲットにした自己啓発本も多く出されています。

しかし著者の欄を見てみると、勝間和代さんをはじめとして、輝かしいキャリアを持った人が多いか、あまり転職経験を重ねないうちに独立して転職支援会社を開いたりしていて、あくまで成功者としての精神論か、まねできないようなワークスタイル、あるいは転職業者としての内容が多く、実戦に即したものは極端に少ないというのが現状です。

結果的に成功した経験、精神論を聞いてもなかなか転職失敗という現実の中での答えは見つからないものです。

この転職塾はこういった成功アドバイスと一線を画し、受かる方法ではなく、落ちた理由をフィードバックしてくれるのだそうです。

落ちた自分が面接担当からどう見られているか、書いた書類がどう見られているか。なかなか自分で振り返ることは難しいものです。

私もこの記事のように、何度目かの転職の中で自分が果たして外からどんなふうに見られているのかとても気になったことがありました。

そこで少しだけ高いお金を払って自分自身の身辺調査を依頼したのです。

一部だけその時の調査報告書の内容をご紹介します。

〜実際の報告書の記述(営業キャリア職の部分)〜
面識のある上司の話
「仕事面では結構,当初は数字もあげていた。性格も頭も良かった。真面目ですね」と話していた。短所としては「人に媚びない性格であるので,その点誤解を受ける可能性もある」とも話していた。人間関係での揉め事で大きなものはなかった。

総評
本人は頭の回転も早くて,有能という評判が前職でも聞かれており,評価は高かった。短所としては「営業としては,もう少し低姿勢の方が」という点も聞かれた。


当時は20代ということで、少し鼻っ柱が強いところがあったようにも振り返っています。 このほかには近所の評判まで詳しく記載されており、あまりにも予想通りの結果で苦笑してしまった記憶があります。
自分では予想しつつも、他人の目から見た自分が文字にされたものを見て、自分自身を振り返るいいきっかけになりました。


他人の目を気にするということではなく、自分自身の人となり、能力、スキルを客観的にみたらどうか、ということを冷静に考えることで、逆に自分自身ができることが見えてきます。

この記事のように誰かの視点を借りて自分自身を振り返ることも有効ですが普段から自分自身を客観的にみるように心がけるクセをつけてみてはいかがでしょうか。