新卒、既卒就職、就職難のはずが5年後は人材難? 2/2
ところが就職後は長期に渡り、自らの力で問題の本質を見抜き、解決方法を見いだしていくことを求められます。
誰も解決のポイントを教えてくれることはありません。
なぜこんなに優秀なボクを評価しないのか?
と本人は感じ、
あいつ、自己愛は強いけど、言ってもわからないんだろうなあ。
と周りは思いつつ、気を遣う。
本末転倒なようですが、これが多くの受け入れ企業で起きているシーンのひとつです。
周りがイメージとして持っている潜在能力と実力との間にギャップが生まれているのです。
こうした状況に耐えられなくなった若手が、居心地のいい場所を求めて職を転々としたり、啓発セミナーに参加したり、また解決方法を教授してくれるような売れっ子女性経済評論家の本を買いあさったりします。
HOWTOをもとめるだけではなく、そこに至るプロセスや問題の本質を自ら考える。
若手の優秀な人材が不足していると言われる問題を解決するヒントがそこにあるように思います。