プロが教える!リクルートエージェントを使い倒すツボ 2/2

〔こんな人なら向いている〕
第二新卒や、転職回数2回目までの若手に向いています。

年収でいうと600万円未満のレンジについては比較的情報量が多くあります。
途中で休職期間があったとか、海外に旅に行っていた、というイレギュラーなキャリアがあるよりも、国内の企業で普通に仕事をしてきました、そんな感じのキャリアをもった人ならば比較的役に立つといえます。

具体的には、平社員の営業職、とか事務職で希望年収は300〜550万くらいまでのレンジです。
これ以上のレンジになるとあまりおトクな情報は出てきません。

人材ビジネスはこのレンジが最も儲かるレンジですので、この会社もここに照準を合わせています。
もっともリーマンショック以降はこのレンジの募集がそもそも減ってしまっているので、相当苦しくなっており、新卒あたりまで手を拡げているようです。

いずれにせよ、上のレンジにいくノウハウはありませんので、本来得意なレンジは変わっていないはずです。

〔それ以外の人はこう使え〕
とにかく情報量が多いので、採用可能性が低いと思っていても情報だけは出してくれます。

大手の中では比較的しっかりと社員教育がなされているので不快な思いをすることもすることも少ないです。
したがって、相談する、というスタンスはやめて、彼らに”検索条件”を教えてあげて情報だけを入手する、という使い方が最もよいと思います。

〔裏テクニック〕
人事だったころのことを思い出すと、リクルート系は全般的に採用した企業が支払う手数料の額が高額です。
したがって裏を返せば経営状態は比較的しっかりした企業の情報が多いとも言えます。

一方で手数料の高さから、企業はしっかりと人物鑑定をしなければ、というスタンスで接してきます。
こんな状況ですから、情報だけ入手したらあとは自分で企業の採用ページを見て直接応募する、というのが実は賢い使い方だったりします。

〔独断と偏見による採点〕
情報量 ◎
非公開案件 ×
対応 ◎
コンサルティングスキル △
希望年収による得意不得意
  〜550◎
  〜650△
  650〜×