ズバリ!受かる職務経歴書の条件はこれだ!


「これまで履歴書は書いた経験があるけれど、職務経歴書なんて・・。」
「特に初めての転職だといったいどこから書いたらいいものやら・・。」
「様々な本が出ているものの、どれが正解なのかもよくわからない・・。」

転職の心構えやキャリアビジョンの話だと威勢がいい相談者も書類の話になると一気にトーンダウンすることがあります。

やはり動機や意気込みはどうあれ、自分が書いたものを人に見られるのは、それ自身を職業にしているのでもないかぎりあまり気持ちのいいものではありません。

職務経歴書はしっかり腰を据えて書かないといけませんので、少しずつポイントをお伝えしたいと思います。

まず基本的なところから。
A4の用紙にパソコン打ちが基本です。履歴書に合わせて横書きにしてください。
履歴書がパソコン作成ならばフォントも合わせておきましょう。
MS明朝かMSゴシックにしておくと無難です。なぜならフォントを自由設定しておいてもよいのですが、紹介会社経由で応募する場合、書類ではなくファイルをメールで送るように求められることが少なくありません。

その際に、こちらが設定したファイルのフォントが受け取る側にないと、文字化けしたり、レイアウトが崩れてしまいます。
WINDOWS標準で設定できるフォントで書くようにしましょう。

分量は職歴に合わせて書くイメージです。
もしはじめてなら1枚だけ書いて、余った部分には志望動機を書くとくらいの分量にするとよいと思います。
転職経験が複数社に及んだり異動が多い場合はそれにしたがって分量も増えていくわけですが、最高でも3枚程度に収まるように書くようにします。

そして最も大切なことは読ませない職務経歴書を作成することです。
全体の内容はどんな内容であったとしても”3秒以内にスキャンできる書き方にする”

なんだか謎かけのような言い方ですが、これは全ての資料に共通する大切な要素でもありますので、少し説明します。

限られた時間の中で採用者は何百人の書類を見なくてはいけないわけです。応募者がどんな熱い思いで心を込めた文を書いたところで、この何百人の書類の山に埋もれてしまうのです。

したがって書類をじっくり読まないと思いが伝わらないようではだめですし、例えば誤字や日本語表記がおかしくて、あれ?と思ってしまうような書類ではもはや書類が通過することはありません。

受かる職務経歴書の条件とは

3秒で、応募した人間は会う価値がある、ということがわかる
読み終わるまで一瞬も思考が止まらないで流れたまま最後まで読める

この2つの要件を満たしたものになります。

転職回数が多くて多少不利かもしれない、キャリアアップしたいけどうまく自分の経験をアピールできるのだろうかと不安になって悩んでいることもあろうかと思います。

しかし、まずはこの3秒でスキャンできる職務経歴書の作成に取り組んでみてはいかがでしょうか。