あなたが管理職として気をつけていることはありますか?
めでたく内定をもらえたら、今度は新しい会社でしっかりと存在感をもっていくと仕事がやりやすくなります。
今回はスキルアップとキャリアアップの両方につながるスキルをご紹介します。
転職の成功は入社した後の絵を考えながらすすめていくことが近道になります。
また、転職後だけではなく今のうちからトライして、
「管理職として何か気をつけていることはありますか?」
なんて質問にも、実感を持って答えられるようにするためにも、おすすめするスキルがあります。
ファシリテーションという技法です。
よく会議の単なる司会と勘違いしている方がいて思わず失笑してしまうことがあります。
これは簡単にいうと会議などで考え方をうまく引き出しながら短時間で納得性の高い合意形成に持ち込むことであり、
あるいはリーダーシップの考え方として理解することもできます。
大切なことは、メンバーの考えをうまくひきだし、合意形成をはかりながら前にすすめていくという考え方をよく理解して実践することです。
よくありがちな「おれがただしいんだから言われた通りやれ、とかみんなの好きなようにやりましょうね」というリーダーシップのとりかたのとは全く異なる考え方です。
それって、ちょっとうまい司会のこと?なんて印象をもつかもしれません。
前にいたメガバンク系の会社では頭でっかちの上司がそんなことを言ってたりして笑ってしまったこともありました。
司会はうまく笑いをとったりもりあげたり。。
もちろんこの要素も必要なんですが、両輪の一方となるのが、かならず決める、結論を出すこと、そのために会議のなかで意思決定のための要件をそろえることが要素となります。
あの会議、さっぱりなにしてんだかわかんない。
無駄だよね、時間が。
みたいなことはファシリテーションをやる人がゴールと論点設定、時間のマネジメントをして解消します。
会議が意思決定をすることを目的にするため、アクションまでのスピードがはやくなり、会議の回数がへり、時間も短縮するわけです。
ファシリテーションを実践すれば企業の生産性はその分向上していくことになります。
閉塞感のある組織を変えようとするときは、組織体制をいじるまえにまずここから着手することが重要になります。
ただこのファシリテーション、担当するひとのスキルレベルでアウトプットのレベルもかわるので、考え方、スキルをしっかり身につけないとなかなか教科書通りにはいかないんですね。
ぜひ挑戦して、面接時の中身もしっかりと話せるようにし、スキルアップとキャリアアップの両方を実現していきましょう。