転職を成功させる人は退職の仕方にも理由がある 1/2
ボーナスが出たところで、退職しよう、なんて話しをぼちぼち聞きます。
ここのところ書いている転職成功の秘訣ですが、今日は転職先での人間関係構築のヒント、嫌われる資質について書きます。
嫌われる資質とは、本人は好かれたい欲求がひと一倍強いのに、人に嫌われてしまうこと。そして嫌われていることを全く気づかないという目に見える特徴があります。
このタイプは転職先でもいわゆる下っ端として便利に使われますが、ステージアップができない。挙げ句の果てに、自分をリーダーにしてほしいなどと直訴してみたりします。
先日転職相談をしてきた方からこんな話を聞きました。
会社の平社員の部下がこの12月でやめて、違う会社に転職するということになりました。
その部下が上司をランチに誘った席でこんなことを話したそうです。
「今回僕がやめるにあたって、誰も止めないのには驚きました。
そういや送別会はタダなのかなあ。
主賓なのに金払わされるようならいきませんよ。
ところでプレゼントはでるんですかね。
花束くらいは用意しますよね、普通。
色紙くらいしかでないのかな。それならありえないですね。
はっきりいって歓送迎会なんだから部長には一万、マネージャーには五千円くらいは出させるべきですよねえ。
あ、新年会やりましょう、あらためて。
僕はあいてますから連絡してください。
ごちそうしてくださいよ」
さて、このコメントですがいかがでしょう。
上司との間柄がどれだけ親しかったとしても普通の大人ではなかなか言いません。
デフォルメしたわけではなくそのままの言葉らしいというのが驚きです。
いま在籍している会社は比較的寛容な会社なのかもしれませんが、次の会社ではどうでしょうか。
間違いなく人から疎まれ、思うようにいかない手痛い未来が待っていることでしょう。
そしていつまでたっても何がいけないか気づかない。
嫌われる十分な資質あり、です。