転職支援〜IT 業界営業職④

全て応募せよ

「案件数だけをみると相当もらったんですが、どれに応募したらいいですか?」
「こちらからストップの判断をするまでは、全て応募する、でいきましょう」


斎藤さんが面談すると、エージェントは職務経歴書を見ながら案件票を並べるお
決まりのパターンです。

普段ならエージェントの良し悪しをみて、付き合うエージェントを絞り込んだり
するのですが、今回は案件情報が得られればよいというスタンスで臨むようアド
バイスしています。

転職業界も相次ぐリストラで人材がいません。募集期間がすでに終わっている案
件や応募要件がまったく合わない案件を持ってきたエージェントもいたようでし
た。


結局転職スカウト11社と会い、応募可能な案件15全てに応募することにしまし
た。

さらに斎藤さんには面接日程も集中させるようにアドバイスし、進捗を合わせる
ようにしました。


面接日程については志望順位が低いものを初めにもってくるような調整をしたほ
うがよいです。
3社か4社も会えばうまくしゃべることができるようになってきます。

そんなとき斎藤さんから夜遅くに電話がありました。
「あの、応募した会社のいくつかは募集期間が終了していたみたいで。。」

最近の不況下ではこんなこともよくあります。
転職エージェントの能力不足という点は否定できませんが、企業側のニーズとタ
イミングが影響するため、素早い応募の判断がポイントになります。