リストラの裏事情 あなたは2か6か2か 2/2

上の2から人が抜ければ6の上位層にとってはチャンスであり、下の2の層か
らいなくなれば、6の下位層にとっては恐怖になり得ます。

そして誰が言うとでもなく同じ人がみんなから同じように見られ、外から見ても
わかるような空気を形成するようになります。

こうした組織のポジショニングは何も企業に限ったことではなく、作為的に選出
されたメンバーでなければ、スポーツでも町内会のような集まりでも自然に形作
られます。


しかも組織の人員数から考えると不思議なようですが、必ずおおよそ2:6:2の割合で。


私は転職回数を重ねるなかで、この3つ全てを経験したことがあります。
上の2にいたときはこうしたポジショニングを冷ややかにみていた記憶があります

しかし6の層の下位だったときに、下位である2の層にいたメンバーが全員クビに
なったり異動したりして、「今度はいよいよ自分の番かな」と不安な気持ちにな
ったことを思い出します。



ニューカマーとして新しい会社に入社しても、3ヶ月もたたないうちに、周りか
らは知らず知らずのうちにどの層かの人として認識されることになると思います


転職して半年後、自分が今どの層にいるかを考えて、自分のパフォーマンスやポ
ジショニングについて振り返ってみるとよいのではないかと思います。