転職を失敗するリーダーに共通する秘密 2/2

大概の場合、自分のことで精一杯になり自分の能力スキルやそれにもとづいた成果をもとにポジションについての欲求を高めます。

経営の大家であるドラッカーもこの点を肯定しています。
しかしこれは理屈としては合っていても、現実の企業の中では必ずしもそぐわないことが多いのです。


リーダーに求められるのは与えられた仕事をさばくことではなく、大きくまとめると2つで、課題を設定する力とチームをマネジメントする力です。


たまたま経験が多いとか、ふられた仕事を結果的にうまくいかせた、等からではありません。

あれこれ言うだけの評論家ではなく、はて、見えてる問題をたたくにはどうすることが必要なんだろ、自分を含めた上司、部下含めたメンバーの力を引き出すために、そしてそれをチームの力として発揮させるには?

こういったことを常に考えて実践しよう、という頭と体の使い方をして整理、実践できていると、実はポジションは自然と手に入ります。

ただこれができてくると、どこに行っても何をやらされても信頼されてしまうので、もはやポジションなんてどうでもよくなってきてしまうかもしれませんが(笑)

つまり、先にポジションありきではなく、ポジションにあるべき要件を考えてそれらを備える努力をしないと、その時の転職先だけでなく、その環境が変わるたびに失敗することになります。


え?今の上司はそんなの全然できていないって?


ああ、きっとそうでしょうね(笑)
だから、時がくれば勝手に転がりこんでくるんですよ。