56%の女性が転職回数を気にしてない!? 1/2

トレンダーズの「転職に関する意識調査」によると、トレンダーズが2009年12月22〜23日にかけて行った「転職に関する意識調査」25〜35歳の有職者女性500人についておこなった結果についてIT関連サイトのBiz 誠に掲載されていました。

一部を引用すると、


全体の6割が転職を希望、転職可能な年齢は「41歳まで」「今の仕事に不満はあり
ますか?」という質問には、93%が「不満あり」と回答。「転職したい」と答え
たのは59%で、中でも「2010年中に転職したい」女性は全体の34%と、3人に1人
の割合だった。

 転職したい理由としては、「少しでも給料がいい仕事がしたいから(35歳・経
理)」「スキルアップしたいから(26歳・メーカー)」「今の会社に将来性を感
じないから(27歳・通信会社)」「直属の上司があまりに理不尽だから(27歳・
メーカー)」といった意見が挙がった。

 転職の回数や年齢についてはどうだろうか。「何回転職してもいい」と答えた
人が最も多く、56%。「何歳まで転職が可能だと思うか」の回答を平均すると「41
歳」という結果だった。

「会社をやめたい」と思った回数は――
 「会社をやめたい」と思ったことがあるのは全体の7割。そう思った回数は平均
で「7.2回」で、やめたくなる瞬間として多かったのは、上位から「ムダに感じる
仕事をしているとき」「上司に失望したとき」「会社の経営状態に不安を感じたとき」だった。

 それでも退職しなかった理由としては、「今の会社よりもトータルでいいとこ
ろは少ないと思うから(26歳・メーカー)」「職を失うことが不安だから(33歳
・法務)」「上司に引きとめられたから(35歳・秘書)」などが挙がった。

今の給料は「低すぎる」が7割 仕事をする上で、重要な要素の1つが給料。「仕
事で最も重視しているもの」を聞いたところ、「給料」と答えた人は全体の22%
だった。回答者の平均年収は376万円だったが、「自分の“相場”(適正価格)」
は平均467万円で、7割が現在の年収よりも高い金額を答えた。


 調査結果を受けてトレンダーズは、「女性の転職に対するポジティブな意識が
読みとれる」とコメント。
「長引く不況を受けて、世の中が安定志向になる中でも、働く女性たちは自分の可能性を信じ、安定よりも仕事でのやりがい=自己実現を貪欲に求めているようだ」と分析している。



さて、なにを持って有識者なのか、疑問なところはあるものの、誰に聞いても大
体同じ結果になるのではないかとおもいます。

ここで転職する女性が求めるべきことは、自己実現を実現させてくれる場ではあ
りません。

私が相談を女性の転職相談を受ける時に時々こんなセリフを聞くことがあります


上司のやり方をみていると、ほんと、部長としての仕事をしてないと思うんです
よ。


私の給料安すぎ。普通の会社ならもっともらえるってみんな言ってます。


ちょうどこの調査と同じくらいの年齢で、年収もこの平均値くらいの方にこうし
た発言が多いように感じます。


では、部長の仕事とはなんでしょうか?
普通の会社とは?
みんなとは誰と誰と誰のことですか?


と聞いた時に満足な答えが返ってきたことはほとんどありません。


もしキャリアアップを目指すならば、報酬はもらうものではなく取りにいくもの
、やりたい仕事や取り巻く環境は与えて準備してもらうのではなくつくるもの、
というふうに意識を切り替えた方がよいとおもいます。