面接で使える話〜仲良しグループの真実とは?

大企業であろうと中小企業であろうとこのテーマは成果を実現したいと考えたときに必ずぶち当たる難題になります。
 
 ではでは組織とはなんですか?と聞かれたときになんと答えるのか、という話です。
唯一の正解はないものの、おそらくは「一つの目標に向かうチーム」なんて答えがよく聞かれる代表的なものかな、と思います。

 しかし誰も辞書的な答え以外の共通認識を持っていないのが現状で、しばしば仲良しグループと勘違いされることも多いのが一般的な現状です。

では組織とはなんなのか。

組織を現場でどろどろとした改革に取り組みながら考えてきた実感としては
「意志決定、コミュニケーションを実行するための仕組み、コミュニケーションをとるためのルール」と考えます。

わかりやすくいうと「人が入れ替わってもちゃんと仕事がまわる仕組み」です。
したがってここがしっかりしていれば、誰かスタープレーヤーがやめても組織としての力は影響を受けないということになるわけです。



 以前に在籍していた教育関連の会社ではこうした考え方のもと、現場の仕組みを組み立てようとしたら、そのときの上司、部下から猛反発をくらってしまったことがあります。

つまりスタープレーヤーが事業をひっぱっていき、そのスターが自分でありたい、というところから抜け出しにくいという特性を持っているのが塾、予備校という世界です。

そんな彼らからみたらとんでもない提案に見えたのではないかと思います。

それよりも好きなようにやり、自分がやめたあとは「あの人がいなくなってなかなか成果がでなくなった」と言ってほしい、「そんなことより、飲みに行ったりして仲良くやろうよ」

こんな意識が急激な外部環境への対応を後手後手にしてしまったのではないかと考えています。


そんなわけで経営を組織、人材という軸から切り込めるようなビジネスをしていきたいと考え始めたのもこの頃でした。

そして会社を辞め、組織変革を専門とするコンサルティングファームの門をたたいたのです。

組織は決して飲み二ヶーションだけでは成果が出せないが、組織づくりを真剣に取り組めば、平凡な人でも非凡な成果を実現を実現させることは十分に可能だと考えています。