転職は三回越えるともうできない?
エージェントはよくこんなことを言います。
リクルートやインテリジェンスでは経歴を入力するフォームに回数の選択肢をい
れさせます。
ではこれは本当にそうなのでしょうか。
確かに老舗の大手企業にいきたいならこれは当てはまります。
老舗大手企業ならば、多くの人が新卒で会社に入り、サラリーマンすごろくのあ
がりを目指します。
特に第一線でバリバリ仕事をしている人が人事部採用担当として登場することは
ほぼありません。
そのような人生最善の解として選択した人が、転職をしながら自己実現を目指す
人の価値観を理解しようとしても限界があります。
飽きっぽいんじゃない?とか、また転職するんだろ?と一旦うがった眼鏡をかけ
た上で人をみることになります。
または、契約社員ならいいか、とか言ってリスクヘッジにかかることでしょう。
紹介会社にとってこういう企業は大量採用をしてくれる可能性があるカモになり
ますので、必ず彼らが聞きたいだろう軸を転職希望者のヒアリングシートに入れ
込みます。
しかしその他の多くの場合は決してそうではないのです。
全く関係ないというわけではありませんが、大切なことは回数よりもなぜ転職し
たか、どういう展望のもと複数回の転職に至ったか。
そこに一貫したつながりがあるかどうかが大きなポイントになります。
なんとなく偶然のように思えても、ようく考えてみるとそこには一本筋が通って
いるはずです。
その筋が三回以上の転職経歴をストーリーでつなぎ、たまたま転職、から、目的
のある複数回転職に変えてくれます。
なんで転職したのか?
表向きの理由ではなく、決断するときに一番大切にしたことはなんだったかを思
い出してみてください。