面接担当じゃ書けない?質問を封じる超簡単テクニック

career1102010-05-08

いよいよ面接。

一番困るのは準備していった質問ではなく、質問に質問で返してくるような逆質問ではないでしょうか。
今回はどんなに準備しても不安になってしまう面接時の質問対応、中でも対応が難しい逆質問にフォーカスして超簡単テクニックをお伝えします。


「何か質問はありますか?」

「御社が今後最も力をいれるべきと考えられている領域について教えていただき
たいのですか」


「今回の応募で弊社の事業に興味を持って調べていただいているようですね。あ
なたはどのように思われますか」


「え、まあ。。そうですね。。」



私も年間数百人の面接を担当していたことがあります。
この人ちょっと生意気だな、なんて思うと逆質問をしたり、オウム返しした経験
があります。

面接担当のスタンスとしては明らかに間違えてはいるのですが、営業職を採用す
る時などは、対応力やストレス耐性をみる必要がありますので、必ず入れていまし
た。

そこでこんな質問に対応する超簡単なテクニックを2つお伝えします。

超簡単テクニック①
must や had better は使ったらアウト!、柔らか、あいまいで逆質問を封じ込める

そもそも逆質問を誘発するような質問はしないのです。
〜べき、〜したほうがよい 〜のはずです!など、採用をしてもらう側の立場によ
る質問の中にこのようなフレーズをいれないようにします。〜からきいた、みな
さんがいうように〜、など出所があいまいなフレーズもやめておきましょう。

今回の例の場合ならば

×「御社が戦略的に取り組んでいらっしゃる領域はシステム開発です。今後は事業拡大にむけてさらに力を入れていくべきです」

○「御社のWEBサイトを拝見すると、事業領域はいくつかに分かれていらっしゃいますが、もっとも力をいれていらっしゃるのはシステム開発事業だと思いましたが理解はあっておりますでしょうか」
「私もこのシステム開発事業に関しましてじっくりとサイトを読ませていただきまして、今後力を入れられる領域であろうと思いましたし、なお御社で働いてみたいという気持ちを強くいたしました」 (志望がSEの場合))

ポイントは
答え方や言葉の使い方はともかく、要するに、べき、はずです、など、相手の方が10倍も100倍も理解していることについて、断定的な言い方をしてはいけないということです。カチンとくれば、さらなる質問を誘発してしまいます。


超簡単テクニック②
はい、と答えて時間を稼いで、理由は3つではなく必ず2つ!

まず、はい、と答えます。この間約0.5秒。この状況でこれだけあれば逆質問され
た動揺を少し抑えることができます。
そして、続けて、理由を聞かれているなら「理由は二つあります」と続けます。
何か?と問われたら、できるだけわかりやすく形容詞などを省いた形で答えます。

「〜と思います」
次に前述したように理由は二つ、といいます。

人間の思考のなかで、この二つに分けるというのは最も基本的で理解しやすい論理的思考です。

自分と周り、赤と白、空と大地、内側と外側、成功と失敗。。。


こうした二つに分けて理由を答えます。
「自分は〜だから、周りは〜だからです」

前述の例であれば、後半部分に「理由としては2つあります」といえばよいのです。
○「webサイトを拝見させていただいて、御社がこれから力を入れていかれる事業は・・・と理解しております。
  その理由は2つあります。1点は・・・という分野において、競合と考えられる企業をふくめ、外部環境の変化が非常に激しくなっているということ、2点目は、御社のこれまでの主要な事業であった・・・事業の強みを活かせると考えたからです。」
外側と内側、の例です。

もし、よく教科書に書いてあるように3つ!と答えると、これは相当大変です。
どんなことでもよいので理由を3つ、しかももれなく、だぶりなく瞬間的に答えきることは相当な論理思考なくしてはできません。
コンサルティングファーム外資系のハイレベルな面接をする企業でなければ、そこまでは必要とされません。

ポイントは
理由は3つにしなくていいのです。2つで勝負すること!


逆質問にはいくつかのパターンがありますが、相当意地の悪い質問でなければこの2つの答え方を頭にいれていけばよいでしょう。


転職回数を何度重ねても面接は緊張するものです。
答え方のフォーマットを頭にいれておけば、緊張感も半分くらいにはなります。


もし、明日面接にいかなきゃ、という土壇場に追い込まれたら、今回ご紹介した
2つの超簡単回答法を思い浮かべてみてくださいね。

転職活動中のみなさん、がんばってくださいね!