話法だけではだめ!面接は会話の中身で勝負する 2/2

社員に定着してもらい、一緒に仕事をして意思統一の度合いが高くなれば高くなるほど、業績が高まっていきます。

たとえば前述のようなシステム開発業界であれば、インターネット産業が成熟していくなかで、経験が重要な重要な要素になるため、経験者にちゃんと残ってもらえるような会社をつくる必要があります。

上記のようなことから、自分たちの会社をよくみて、会社に合った制度や仕組みを、いつどう入れるかがポイントになります。

会社全体で人の配置をどうしていくかとか、人をどうやって育てるか、が描けていないにも関わらず、
「君のやりたいことはなんなの?自分で好きなようにキャリアプランニングしてみなよ」と言ってしまうと会社全体としてはうまくいかなくなります。
会社の戦略と人事はうまく連動しないとだめだめになってしまいます。


また年齢と階層がピラミッド状になっている組織での育成はとても重要です。
最近はフラット型組織とかいって、人間関係の軋轢や出世のスピード差をうまくごまかすために
部下のいない管理職をつくることは結局人や組織のスピードをとても遅いものにします。

以前在籍していたのメガバンク系の企業はちょうどそんな組織でした。
部下がいない管理職が30歳になっても40歳になっても、ガキのような顔でガキのような発言をし続けてそれが当たり前だと思っているわけです。

人に教えることで自分も学習し、全体として組織での育成をすすめないと会社の体力がなくなっていきます。
ピラミッド状の組織維持のためには戦略的な採用も重要なポイントになってきます。


結局異動やキャリアディベロップメントなどの人材マネジメントは、経営方針ありきでやらないとうまくはいかないわけで、
経営陣が、そのことについて意思統一できるか。
このあたりが組織の新陳代謝成否のキーになるのではないでしょうか。




こんなふうに聞かれそうな話題については、一度紙の上に自分なりの考え方を書いてみることも有効ではないかと思います。
そんな色々と考えられない?間違っているかもしれない?

いいのです。
自分の経験をもとにした考え方ならば正解も間違いもありませんので、面接ではちゃんと伝えられるように話せばよいのです。

転職はテクニックやhow toだけでは成功しません。
繰り返しになりますが、これまでの経験から自分なりの考え方を持って話せるようにしておくことが大切なのです。