30代1,000万プレーヤーを目指すなら社内出世は諦めなさい 2/3

2つ目は、目指すべき企業への橋渡し役をになってくれる人とつながることです。
これは知り合いや友人など個人的ネットワークがあればそれに越したことはありませんが、普通は転職エージェント、ということになろうか
と思います。

先日も知り合いが「リクルートエージェントに登録したよ」ということを話してきたので、
「目指す業界や企業や職種によって使うべきエージェントは違うことがあるからよく選んだほうがいいよ」
とアドバイスしたところ、
「ふーん。でもまあせっかく登録したんだから、俺はそのまま使うよ」
選択は個々の自由ですからそれ以上コメントすることは控えました。

転職回数をあまり経験しておらず、人に教えを乞うことが得意ではないと、せっかくの情報を得る機会も見す見す逃してしまいます。

キャリアアップという明確な目標を置くならば、耳をダンボのようにして情報に対する感度をあげておいたほうがいいかもしれません。
このクラスで転職エージェントを選択するポイントは案件の数ではありません。
質をよーくみておく必要があります。

転職エージェントは紹介した案件に対して応募してくれなかったり、受かっても辞退されると、だんだん情報提供してこなくなります。
受けさせた案件は合格してほしいし、入社してほしい。商売ですから当たり前のこととはいえ、紹介された案件が案件の全てであると勘違いし、腑に落ちない感たっぷりのまま次のキャリアを決めるのは時間の無駄以外のなにものでもありません。

例えば上のケースですが、転職エージェントは必ずしもオールラウンドではありません。
特定の業界に強いエージェントが多数在籍していたり、年収800万円以上をメインターゲットとして紹介するところもあります。
最近では業界自体が苦しい時期を迎えているため、エグゼクティブクラスのみ紹介するエージェントは大分減っていますが、それでも経営層と直接コネクションがあったり、採用面で全面的にアドバイスを行う企業も存在します。
転職業界自体がずいぶん縮小してしまいましたが、時間と手間を惜しまず橋渡し役をさがす努力が必要といえます。

そして3つ目のポイントは勝敗を分ける最大の難関となるポイントです。