30代1,000万プレーヤーを目指すなら社内出世は諦めなさい 3/3

最後のポイントは自分の価値を効果的にアピールするスキルを身につけることです。

これが難しい。

一言でいうと転職に関するスキルアップが必要だということです。

「なにそんなこと必要ないよ」と馬鹿にしている人は恐らく現時点ですでに1,000万円の壁からはずいぶん遠いところにいる可能性があります。

少し極端かもしれませんが、例えばメジャーリーグでも屈指の1番バッターとして活躍するイチロー
日本でもすさまじいほどの活躍を見せた選手ですら、代理人を立てて交渉に臨みます。
また、今や名将とさえ言われるようになった中日の落合監督も、現役時代はFA制度を使って、日本人で初めての年棒1億円を交渉によって勝ち得ています。

つまり、年収とキャリアップとを同時にアップさせて、しかも1,000万円を目指すならば、転職するための技術が必要となります。
具体的には職務経歴書、面接でどう自分をアピールするかということが大切になります。

ただ単に職歴を並べるだけではなく、どのように問題から課題を抽出して解決してきたか。それだけの成果を達成してきたか。
この点がしっかり書かれていることが重要です。

そして面接では書類で書いた内容をリアル感を持って話すことに加えて、応募する会社で働くイメージを持ってもらう、意欲を感じてもらうという2つをしっかり押さえていく必要があります。

わかりやすく言うと、仕事の環境や対象とする市場、顧客や社内の事情など、中途入社した人が状況の変化を経験してもなお力を発揮しつづけられることをしっかりと伝えていく技術が必要なのです。

こうした転職スキルの向上に本気で取り組むことで、1,000万プレーヤーへの道が近づいてきます。

実はこの3つに加えて、 もうひとつの決して忘れてはいけないことがあります。
次回はこのことについて少しだけお話ししたいと思います。