2分でわかる!転職のパラダイムシフトとは?

新しいゲームの名前じゃありません。
ひとことでいうと固定観念ということです。
これが変えられないばかりにコミュニケーションにギャップが起きたり、思いもかけない結果が起きたりします。

以前いた教育関連の会社で実際にあった話なんですが、ある校舎で毎年のように売り上げが順調に伸びていき、旗艦校舎といわれまでになりました。

当然のことながら経営陣は、数字があがる→売れる仕組みがある→スタッフのモチベーションがあがっている→組織としてうまくいっている→教室長のマネジメント能力が高い、と教科書どおりの評価をしていました。

しかし、ある時期からスタッフの退職が急速にふえはじめ、異動希望、不平不満、またスタッフどうしが足のひっぱりあいをするようになりました。
結局数年のうちにその教室長は降格となりとばされてしまいました。

当時はリーダーシップがないとかマネジメントができないといわれたりしていましたが、抽象論や各論ばかりで体系だてて説明できたひとは多くありませんでした。

では何が起きていたのか。

実はこの教室長は、時代が少子化という環境変化のなかで減少した見込み客に対する、売るための仕組み作りをすることはまったくありませんでした。

まだ子供がたくさんいて、売るのが簡単だった時代に正解と考えられていた、スタッフにひたすらノルマを課すことが集客、ということをやり続けていました。

固定観念をかえられず、その結果起きているスタッフが心身共に疲弊しているという現象がなぜ起きているのか理解できなかったことが上記のような状況を引き起こしてしまった大きな要因だと思われます。

上記例のように、企業をとりまく環境変化はとてもはやいスピードで起きつづけており、今後そのスピードは減速することがありません。

環境変化を先取りして素早く考え方の転換=パラダイムシフトをはかることがビジネスのなかでは常に必要とされているのではないかと考えています。